天塩川温泉駅 (宗谷本線)
◆温泉が見当たらない天塩川温泉駅
朽ち果てた農家が無残に残る豊清水駅を出て、次の天塩川温泉駅に向かう。一旦国道40号線まで戻り、宗谷本線沿いを北上する。しばらく行くと天塩川温泉駅の方に左折する交差点があった。この時点で、駅の近くに温泉があれば入浴して行こうと目論んでいたが、駅からは温泉施設などは見えていない秘境地帯のようなので少し面食らった。国道からは、だいぶ離れた駅なので、すごく静かなのだが、温泉駅と名前が付く駅なのに、どうやら辺りは、秘境駅の雰囲気が満ち溢れている。わずかに、道路の突き当たりに、「←天塩川温泉」の看板があるが、そちらのほうを見ても山しかないようで、徒歩で行くのはかなり遠そうだ。Webサイトには、徒歩10分と書いていたが本当に10分で行けるのだろうか。もちろん駅は、秘境駅状態なので、タクシーも常駐していないのだった。
さて、駅はホーム上にかわいらしい小さな待合室がある板張り棒線駅で、およそ賑やかな温泉街とは無縁の温泉駅と思う。1956年の開業当時は、南咲来仮乗降場として開設された駅だが、1981年に天塩川温泉仮乗降場と改名され、JR民営化時の1987年に天塩川温泉駅に昇格している。国鉄時代の仮乗降場は、JR民営化時にどの駅も駅にに昇格されているが、駅とは思えない駅が存在するのも事実なんだろう。
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