豊清水駅 (宗谷本線)
◆ゴーストタウンのような豊清水駅
恩根内駅から国道40号線を北上する。次の豊清水駅は、国道から少し入った山に隠れた駅のようだ。国道を左折し、原野の中を進むとやがて、豊清水駅に着いた。駅前にある酪農家と思われる建物があるが、もはや朽ち果てて無残な姿をさらけ出している。まるで、ゴーストタウンのような様相を呈している不気味な駅前のようだ。駅自体も秘境駅として知られている駅で、周辺の雰囲気はまさに、秘境駅そのもののように思う。外観は、ログハウス風の駅舎だが、本物のログハウスではないようだ。駅舎内はに、テンかいたちだろうか、小動物の剥製が飾られている。
島式2面のホームにいると、名寄方面に普通列車が入線してきた。乗降客は誰もいないが、この駅は列車交換の可能な駅なので、交換風景を期待したが、あっけなくキハ54は、唸りを上げて発車していった。
列車が去った後、駅舎のほうに戻るとJRの保線作業員が草刈機をもってやってきた。どうやら駅周辺の草刈をするようだ。唸りを上げる草刈機の爆音が、静かな豊清水駅の合間に鳴り響くのであった。
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