すっかりと日が落ちた稚内駅

◆すっかりと日が落ちた稚内駅

南稚内駅をでて、いよいよ宗谷本線の終着駅の稚内駅に向かう。稚内駅までは、ほんの数キロですぐに稚内駅の駅前についた。駅駐車場に車を止め、駅を探索することにした。お約束通り「最北の鉄路」の看板の前で記念撮影をする。駅裏側には、観光客で賑わう海産市場があって、観光客を乗せたバスが団体さんを乗せてやってくるようだった。稚内市内はとても賑やかな街で、旭川からずーと、宗谷本線沿いの秘境地帯を延々と通ってきたのがうそのような感じがするところだ。思い起こせば、美深を過ぎてからは大きな町がほとんど無かったように思う。そんな日本最北の鉄路の軌跡を思い出すのであった。

夕暮れのぼんやりと灯りが燈った稚内駅は、幻想的な雰囲気に包まれ、なかなかいいムードのようであった。そして、この最北の鉄路の向こう側には、かつてサハリンとの間を行き来していた鉄路が存在していた。その名残を残す、北防波堤ドームが稚内駅から北に数百メートルのところにある。この様子は、次回に掲載することにする。